米連邦航空局、米国の航空会社にベネズエラ上空の飛行を禁止

© REUTERS / Carlos Garcia Rawlinsベネズエラ野党指導者のグアイド氏
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米連邦航空局(FAA)は同国の航空会社に対し、ベネズエラの「政治的不安定と緊張」を理由に、ベネズエラ上空の飛行を禁止し、48時間以内にベネズエラから出国するよう指示した。FAAのホームページに警告が掲載された。

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FAAはベネズエラ上空の飛行を禁止したが、「パイロットが飛行について安全に遂行されると判断した場合、ベネズエラ領内およびベネズエラの空域内にいる人々は、警告が掲載されてから48時間以内に最も迅速な方法でベネズエラの領土および空域から出ることができる」と伝えた。

警告は、米国に登録されているすべての航空会社を対象としている。

4月30日、ベネズエラ野党指導者のグアイド氏は、同国のマドゥロ政権を打倒する「自由作戦」を完了するために、軍には決起を、国民には反政府デモに参加するよう呼びかけた。

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なおベネズエラのパドリノ国防相は、同国の軍は「憲法および合法的な政権」の側に完全に留まっていると発表した。

ベネズエラでは1月21日、マドゥロ大統領に対する大規模な抗議デモが始まった。同月10日には、マドゥロ大統領の2期目の就任式が行われたばかりだった。

野党が過半数を占めるベネズエラ国会のグアイド議長は、違法に暫定大統領就任を宣言した。米国をはじめとした一連の西側諸国は、グアイド氏の暫定大統領を承認した。

マドゥロ大統領はグアイド氏について、米国のマリオネット(操り人形)だと指摘した。ロシア、中国、トルコ、その他の複数の国は、マドゥロ氏を合法的な大統領として支持した。

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