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ボルキア国王は「我々は20年を超える期間にわたり、世俗法で裁かれる事例について死刑の執行を事実上猶予してきた。このことはシャリア(イスラム法)刑法で裁かれる事例にも今後適用される」と表明。
人権団体「ブルネイ・プロジェクト」の創設者、マシュー・ウルフ氏はロイター通信に対し、国王による今回の決定を歓迎する一方で、いつでも猶予が撤廃され得るとして注意を促している。また、同性との性行為に対する罰金や鞭打ち、拘禁といった刑罰が廃止されていないとも指摘している。
ブルネイでは4月3日以降、シャリアに基づく刑法の改正部分が発効。不倫や同性との性行為に対して石打ちによる死刑が導入されている。