スプートニク日本
この日、東はペトロパヴロフスク-カムチャツキイから西はカリーニングラード、南はクリミア半島のセヴァストーポリから北はムルマンスクまで、まさにロシア全土で、軍事パレードが行われ、ナチズム壊滅74周年を記念する数多くの行事が催されている。 そうした軍事パレードの中でも、中心的なものとなるのは、モスクワ赤の広場で催されるパレード。
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この日、東はペトロパヴロフスク-カムチャツキイから西はカリーニングラード、南はクリミア半島のセヴァストーポリから北はムルマンスクまで、まさにロシア全土で、軍事パレードが行われ、ナチズム壊滅74周年を記念する数多くの行事が催されている。 そうした軍事パレードの中でも、中心的なものとなるのは、モスクワ赤の広場で催されるパレード。
軍事兵器のデモンストレーションのおしまいは、将来有望な歩兵戦闘車両「ブメラング」の縦列で、ロシア連邦軍旗を翻しながら、赤の広場を進んで行く。
152mm自走榴弾砲「ムスタSM」と改良型装甲車両BTR−82Aからなる車列が陸軍砲兵部隊を代表する。統一火器操作システムは火砲システムが最大限の距離に極限までの正確さで砲撃することを可能にする。
ロシア連邦軍の最新兵器の車列を先導するのは戦闘モジュール「アルバレト」と対戦車システム「コルネット」を備えた多用途装甲車「タイフーン4ナ4」と「ティーグルーM」だ。
リャザン親衛高等空挺式学校の士官候補生と第331親衛パラシュート降下コストロマ連隊の降下部隊が赤の広場を行進する。彼らは最新鋭ロシア製アサルトライフルAK−12を初めてパレードで披露する。
赤の広場の軍事パレードの幕を開けるのはロシア国防省モスクワ軍学学校の打楽器中隊。若き音楽家たちはパレード隊の動きにテンポとリズムをつける。
ロシアのプーチン大統領は、モスクワの戦勝パレードの祝辞で、「わが国の歴史において英雄的業績はたくさんあるが、ナチズムに対する勝利は、その中で特別な場所を占めている」と述べた。
プーチン大統領は、我々はこんにち、一連の国々で戦争の出来事が故意にゆがめられているのを目にしていると指摘し、「我々の神聖な義務は、真の英雄たちを守ることだ。皆さんは異なる国に住んでいるが、皆さんが一緒に達成した偉業を分けることは不可能だ。我々は常にすべての皆さんと、また全ての人にとって一つであった、そして一つであり続けている勝利を尊敬する」と強調した。
ロシアは、テロやネオナチズムに公然と立ち向かう用意のあるすべての人々との協力に向けて開かれている。
国防相は、陸軍、航空宇宙軍、海軍、空挺、ミサイル、戦略部隊及び。非常事態省、国家親衛隊、非常事態省の軍人ら、さらにはパレードの最も若い参加者達である、スヴォ―ロフ及びナヒーモフ軍学校や軍青少年組織の代表らに挨拶を送った。
赤の広場の軍事パレードにはロシア連邦軍全軍全部隊から1万3千人を超える兵士が参加し、兵器132個、航空機74機が登場する。また、その他治安・国防関係省庁のパレード隊も参加する。
彼らはロシア製オープンカー「Aurus」に乗り、軍を先導する。同車は今年初めてパレードに参加する。