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コンペの規則はまだ明らかでない。だがノートルダム大聖堂救出に参加する権利をかけた非公式の競争はすでに、SNSで始まっている。
トルコの設計事務所からは、以前の外観とフランスの象徴を焼け付くしかけた大火災を想起させる記念碑的デザイン。屋根に「落下する」塔を頂く理由を推測するのは難しくない。4月15日に尖塔が崩落した瞬間を永遠に留めるためだ。
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よりポジティブな案を出したのは米国人のデレク・ボマンさん。屋上には遊歩道を設置し、3つのパビリオンを備える。19世紀半ばにノートルダム大聖堂の尖塔を復元したウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュクの記念碑、眼球のような球状にガラスの屋根を持つ、博物館として機能するオクルス、そして石工職人の工房だ。訪れた人は工房で職人の技術を学べる構想。尖塔は分割され遊歩道の屋根として機能する。
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デザイナーのマシュー・レナーさんは、尖塔は尖塔である必要がないと考える。「尖塔を元通りに復元すべきと言う人もいる。新しい尖塔をデザインすべきと言う人もいる。というわけで、8日前のような新しい尖塔をつくろう」として、金属の塊による燃え盛る炎で尖塔を表現しようと提言した。
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英国の設計スタジオ「Kiss The Architect」のアイデアも独創性に溢れている。「おぞましい」「地獄」といった酷評を集めている。屋根のデザインがミキサーで、建物全体はモスクのようだと指摘する人もいる。
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リトアニア系イタリア人の建築家、マッシミリアーノ・フクサスさんはクリスタルの屋根と尖塔を提案し、数千のいいねを集めた。
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仏設計スタジオ「NAB」は屋上緑化を提案した。
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建築家のアレクサンドル・ファントッツィさんは「ノートルダム大聖堂にある最良のもの」であるステンドグラスで屋根と尖塔を覆うことを提案した。
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スロバキアの設計スタジオ「Vizum Atelier」はノートルダム大聖堂の建築様式、ゴシック様式の価値観を忠実かつ過激に解釈した賛否の別れるアイデアを出した。「ゴシック時代、建設者らは空に到達しようとしていた。ル・デュクも19世紀にそれを試み、近づいた。今、それは実現可能だ。天国と地上を結ぶ軽量のクラウン」を提案した。
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ロシア人建築家のアレクサンドル・ネロブニャさんは再建に関し、「物事は変化する。ノートルダムはどれほど上手く修復されようが、2度と同じものになりません。それなら、私たちの知識と建築学の功績を全て使い、より良いものにしませんか?大聖堂を見に来た人は、歴史的箇所と現代的な箇所を共に見て、強い歴史のつながりを感じるでしょう。私の見解はベストでは無いかもしれませんが、好みは人それぞれです」とコメントした。
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最終的な再建案はまもなく知ることができるだろう。マクロン仏大統領は、5年以内の再建に意欲を示した。
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