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ブルームバーグのデータによると、今年4月までにデフォルトは392億元(約6310億円)に上った。これは前年同期比の3.4倍だという。
これは、デフォルトが年の前半に集中していた2016年の3倍のペースでもある。
ブルームバーグがアナリストに話をうかがったところ、資金調達方法の減少が理由だと説明。企業は短期債券を返還しなければいけない状況にあるが、全ての企業が短期で返せるわけではないためだ。期限内の返済に失敗すれば、銀行は融資に消極的になる。一方で、シャドーバンキングは契約を続けるため、企業はそちらに向かう。
しかし、政府の規制を受け、シャドーバンキングの数はこの数年で急速に減少している。
ブルームバーグは、傾向が明らかだと強調。変化がなければ、2019年は中国債券市場で過去最大規模のデフォルトになるとの見通しを示した。
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