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ユニークなウイスキーを製造するために、AIはすべてのMackmyraのウイスキーを分析し、7千万の新種を生成した。AIは、もっともよく売れている種類の成分を組み合わせ、また顧客の好みと傾向も考慮して、「理想」のレシピを作成した。
その後、アルゴリズムは「失敗した」亜種を選り分け、アニスやジンジャー、白胡椒、柑橘系の果皮といった植物系のトーンを加えた、山吹色のシングルモルトウイスキーを完成させた。
ウイスキーメーカーは、彼らが取り組んだ実験は、人間の職業をロボットが奪うことを意味するのではないと説明する。Mackmyraの蒸留酒製造所のマスターであるアンジェラ・デ・オラチオ氏は、「AIはウイスキーのレシピを作成したが、私たちは人間の経験と知識に大きく依存している」と述べた。オラチオ氏によれば、アルゴリズムは人が手に握る道具にすぎず、競合相手ではない。さらに、ロボットやプログラムには、アルコールを評価できる味覚の受容体がない。
ウイスキーのサンプルははじめに味の鑑定が行われ、その後、やっと製造段階に入る。最初のロットは2019年の秋にリリースされる予定。
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