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OPSのエグゼクティブディレクターのニュベス・ミュレイ氏はこうした組織が必要である理由について、「自殺の防止は依然として極めて困難な課題であり続けている。したがってオーストラリア人の自殺は保健の観点から考えるのでは不十分であり、政府レベルで取り組まねばならない」と説明している。
ミュレイ氏はこの任務では、オーストラリアの社会福祉局のプログラム「セントレリンク」のスタッフをはじめ、さらに金融コンサルタントや公共事業団体の労働者などの協力が必要で、自殺しようとしている人々を特定するための訓練が必要であるとの見方を示している。
5月にオーストラリアのコミュニティ会議の発表では、毎日平均8人のオーストラリア人が自殺している。オーストラリア統計局のデータでは、2017年の自殺者数は3128人で、前年より9.1%増加した。
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