肉か魚かのどちらが身体にいい?

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デンマーク工科大学の研究者らは、食糧に関する確率論モデルを開発した。このモデルによって、赤身または加工肉の代用として魚を利用した際の、全体的効果について計算することが可能となる。競争では魚が勝利したが、しかし単に魚を食べれば健康にいいというわけではなく、いくつかのニュアンスがあることが分かった。

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デンマークの研究者らが行った計算によれば、人口約600万人のデンマーク​国民​が魚料理に切り替えた場合、最高で7千​歳​の健康寿命を得ることができる。その場合、虚血性心疾患による死亡者数は、年間170件減​らすことができる。また、研究者らは、魚への切り替えは、ビタミンD​欠乏症の人口割合を大きく減少させることを証明した。

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赤身肉 健康に害を及ぼさない消費量は?
​ただし、魚食に切り替え、健康への効用を得るには、魚の種類のほか、食事の内容を替える人たちの年齢や性別にもよると​研究者らは釘を刺している。肉から魚への食事の切り替えは、​年齢としては​特に出産​期​の女性と50歳以上の男性に有効であり、また​種類は​、例えば、健康にいいオメガ酸をたくさん含むニシンやサバといった脂分の多い魚を食材にすることで、もっとも大きな効果を得ることができることが、研究で明らかになった。

たとえば、ニシンとスケトウダラなど、脂肪の多い魚とそうでない魚を組み合わせるのもいい。研究者らは、週に350グラムの魚を食べることを推奨し、その際、脂肪の多い魚なら200グラム​以上​が適当だという。

また研究者らは、メチル水銀の含有度が高いことから、まぐろは避けるべきと考えている。特に、妊娠中の女性は注意が必要で、メチル水銀は胎児の脳にダメージを与えるおそれがある。

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