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エルミタージュ美術館の猫については様々な伝説が飛び交っており、もはや猫のいないエルミタージュは想像できないほど、「美術館の一部」となっている(ピオトロフスキー館長)。
フェスティバルは正午にスタートし、「冬の宮殿」で国際絵画コンクールの授賞式が開かれるほか、猫関連のイベントが多数開催される。
エルミタージュ美術館の猫はそのルーツをたどると、18世紀初頭にまでさかのぼる。時の皇帝ピョートル1世がオランダから持ち帰った猫を「冬の宮殿」で飼いだしたことが始まりだ。その後、エリザベータ女王が「猫を中庭に住まわせる令」を出したほか、エルミタージュ美術館の創設に貢献したエカテリーナ2世は「回廊警備官」の地位を猫たちに与えた。
現在、エルミタージュ美術館ではネズミ被害の対策用として50匹から60匹の猫が飼われている。