エルトン・ジョン 伝記映画『ロケットマン』 スタジオ側から麻薬とセックスの制限要請の事実を明かす

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英国のミュージシャンのエルトン・ジョン氏は自身の半生を描いた伝記映画『ロケットマン』について、セックスと麻薬の数シーンがPG-13に触れるとして、複数のスタジオからこれを削除するよう要請がかかっていた事実を明らかにした。PG-13とは、映画鑑賞者の年齢制限の規定で、13歳未満の子どもが鑑賞する場合、親の強い同意が必要とされる。

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「だって僕はPG-13の基準では生きてこなかったからね。 この映画を麻薬とセックスのシーンでいっぱいにしたくはなかったが、1970年代から1980年代にかけて、僕の日常にこうしたことがたくさんあったのはみんなが知ってるだろう。だから、コンサートが終わる度に、大人しくホテルの部屋に帰り、牛乳を飲んで、ギデオン教会の聖書を読んでいました、というような映画をつくることには特別意味がなかったんだ。」

また3月には、パラマウント社は、エルトン・ジョン役のタロン・エガートン氏と、ジョン・リード役のリチャード・マッデン氏のセックスシーンを和らげるよう要求したという噂が流れていた。

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こうした要求にもかかわらず、最終的にはカンヌ国際映画祭での上映前に同作品は、17歳未満の子どもは両親が同伴した場合にしか観ることができないR指定を受けたことが発表された。

エルトン・ジョン氏はまた、いくつかのスタジオは、映画から「フィクションの要素」を取り除き、「映画をより直接的にする」ことを望んでいたと述べた。

「僕は長年自分の頭の中の世界に住んでいた。だから自分のキャリアが急上昇し始めると、それはどこか現実離れしたことのように思えたんだ。『ロケットマン』では、 ロサンゼルスのクラブ『トルバドゥール』のステージでプレイしている時に、突然部屋の中のものがすべて浮き上がるというシーンがある。これは本当に当時、自分が持っていた感覚なんだ。」

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