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メルケル首相は「残念なことにドイツにはいつの時代のある一定の数の反ユダヤ主義者が常に存在していた」と述べ、この問題は世界で次第に広まりつつあり、ドイツもさらなる取り組みが必要だと指摘した。
メルケル首相は「ドイツでは過去の歴史があるため、当然ながらこうした市民に対しては常に慎重な対応が求められる。つまり他に比べ、ずっと警戒感を強める必要があるということだ」と答えている。
このメルケル氏への取材は欧州議会選挙の翌日に行われたもの。その前日に、政府の役人からユダヤ人に対して、反ユダヤ主義を土壌とする犯罪が増えているため、公共の場で男性のユダヤ教徒の帽子「キッパー」を被るのは危険と警告する発言が出されていた。
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