スプートニク日本
28日午前8時前、川崎市多摩区でスクールバスを待っていた小学生など合わせて19人が包丁で刺され、外務省職員の小山智史氏と小学生の2人が死亡した。
河野外相は29日朝に登庁した際、記者団に対し「小山さんはミャンマー語のスペシャリストで、大変優秀な若手だった。本当に残念なことで、ご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご家族にお悔やみを申し上げたい。ミャンマーの大使館に勤務してもらったこともあり、日本のミャンマー外交を担っていく1人だった。強いショックを受けた」と述べた。そのうえで「外務省として、ご家族にできるかぎりのサポートをして参りたい。報道の皆様にはご家族への配慮をお願いしたい」と哀悼の意を表した。
川崎殺傷事件で外務省職員の小山智史氏が犠牲になったことに関して辻外務政務官は29日の朝に開かれた自民党内の会議で「大変痛ましい事件で痛恨の極みだ。心よりご冥福をお祈りするとともに、外務省としても遺族をサポートするため、できるだけのことをしていきたい」と述べた。さらに、自民党の松下新平外交部会長が「優秀な外務省職員を失い本当に痛恨の極みだ」と発言し、出席者全員で黙とうをささげた。