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「未来図書館」プロジェクトとは、植樹した千本の木々から100年後に紙を作り、保管した作品を印刷するというもの。韓江氏は先月末の選考で、今回でプロジェクト開始から5人めの作家に選ばれていた。アジアの作家が選ばれたのは初めて。韓江氏は、新作『愛する息子に(Dear Son, My Beloved)』の韓国語版のオリジナルを、白い生地で包み寄贈した。今後、この作品は95年後の2114年まで読むことができない。
「未来の図書館」は、2014年にスコットランド人の芸術家ケイティ・パターソン氏によって考案された。毎年、人気作家が自身の新作小説をプロジェクトに寄贈し、オスロ市内の公営図書館内の特別室に作品の唯一のコピーが保管される。
2014年に図書館周辺には1000本のトウヒの木が植えられた。2114年にこの木々から紙を製造し、保管された小説が印刷される。