スペイン、振り込め詐欺容疑の台湾籍200人超を中国に引き渡し

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スペイン当局は7日、振り込め詐欺容疑で拘束していた台湾籍の容疑者94人を中国に引き渡した。中国公安省による発表では、今回の引き渡しにつながった両国当局による共同作戦について、中国と欧州諸国の間で行われた同様の作戦としては最大規模だとしている。

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今回引き渡された容疑者らは、両国の法執行機関によって3年間にわたり続けられた共同作戦「万里の長城作戦」の過程で拘束されていた。同省によれば、標的とした相手をインターネットや電話を介して誤解させ、その相手から金銭をだまし取っている犯罪集団がスペイン国内でいくつか活動しているとの通報が、2016年の前半以降、数多く中国警察に寄せられるようになったという。被害者の圧倒的多数は中国国内の江蘇省や浙江省、広東省、さらに首都北京に住んでいた。多くのケースでは、被害額が1千万元(約145万ドル、約1億5700万円)を上回っていた。

スペイン国内での共同特別作戦の過程では237人が拘束され、1億2千万元が没収された。これらの容疑者のうち、約1742万ドルの被害をもたらしたとされる225人(うち218人が台湾籍)については、スペイン当局が現在までに中国に引き渡している。

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