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伊フェデリコ2世・ナポリ大の研究チームは、5.5歳から7歳児と、小学生低学年児(7歳から10歳)計60人の健康を観察。食物アレルギーのグループと食物アレルギーではないグループ、喘息のグループに分けられた。
食物アレルギーの児童には他の児童が持たない共通点が2つあった。彼らは大量のファーストフードを摂取し、体内には炭水化物でコーティングされたタンパク質および脂肪分子が大量に存在した。
終末糖化産物(AGEs)と呼ばれるこの物質は、食物が大量の糖分を含む場合、長時間の熱処理中に大量に食品に蓄積する。
AGEsは体内で分解、そして排出されにくい。研究者は長らく、AGEsが体内で蓄積すると、糖尿病、アテローム性動脈硬化症、アルツハイマー病および慢性炎症に関連する他の疾患の発症につながると仮設を立てていた。
研究チームは、喘息や他の形態のアレルギーの多くも、将来同様の問題を抱える場合には、はるかに頻繁に発症すると指摘した。
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