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インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者たちは、両手に6本の指を持つ2人の被験者に実験に参加してもらい、6本目の指が、機敏さが必要な作業を行う場合に邪魔にならないばかりか、一連の優位性があることを明らかにした。
結果的に多指症の被験者は、例えばひもを結ぶことや本をめくること、さらにビデオゲームの操作など、多くの課題を片手でこなすことに成功した。
実験の過程で研究者たちは、6本目の指の存在が脳にさらなる負荷を与え、情報処理を困難にしているかどうかを調べた。その結果、脳は多指症に完全に適応していることが分かった。多指症の人たちにとって唯一の困難は、手袋の購入しかない。
こうした実験結果を受けて、研究者たちはロボットの製作者たちに、彼らの開発しているロボットの指を6本にするよう提案している。
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