JT副社長、露たばこ市場での偽造品シェアを指摘

CC BY-SA 4.0 / そらみみ (Soramimi) / 特許庁総合庁舎とJT本社ビル (cropped photo)日本たばこ産業(JT)
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日本たばこ産業(JT)の岩井睦雄副社長は8日、同日まで開催されていたサンクトペテルブルク国際経済フォーラムのセッションに出席し、ロシア市場において偽造たばこ製品が占める割合が10.3%に上ると述べた。岩井副社長によると、偽造たばこが原因となり、ロシア政府は歳入として見込めるはずの税収が得られず「720億ルーブル(約1200億円)」を失ったという。

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岩井副社長の見解によれば、違法流通の問題は、デジタルマーキング技術が利用されている生産物を追跡するという手法を導入することで解決できるという。副社長は、ロシアでは紙巻きたばこのデジタルマーキングが導入されつつあり、マーキングが施されていない生産物の販売は7月以降禁止されると指摘した。

JTはロシア国内に5カ所の工場を保有。岩井副社長が明らかにしたところでは、JTによる同国市場への投資額は46億ドル(約5千億円)に達している。2018年にロシアの大手たばこメーカー「ドンスコイ・タバック」を買収した後、JTは同国のたばこ市場で約40%のシェアを占め首位に立っている。

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