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日本チームのフェスティバルの参加は「ロシアカルチャーセンター京都」代表のビクトリア・トルストワさんの呼びかけで実現した。トルストワさんは20年以上日本に住み、日露の文化を双方に紹介する多彩な活動を行っている。空間デザイナー、フローリスト、ミュージシャンや武道家など様々な専門家が集まり、総勢19人で挑んだ。
© 写真 : DC photo HORCRUX / Denis Sidorkov
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いざサンクトペテルブルクに到着しフロート(山車)の制作にとりかかろうとすると、注文していたはずの肝心の花の数が足りないという予想外のトラブルに見舞われた。しかしそれでも力を合わせ、全長8メートルの作品をわずか2日間で作り上げた。
日本チームの作品と同列で一位となったのは、ペットボトルでできた巨大クジラをあしらったフロート。美しさの中に隠されたメッセージ性が観客の心を打った。舞台芸術の町・サンクトペテルブルクらしく、バレエをテーマにした山車も登場した。ヨーロッパのフローリストたちがしのぎを削る中で日本勢が優勝できた理由について、トルストワさんは「私はロシア人ですから、ロシア人の目線で見て、ロシアでウケの良い日本のパフォーマンスとはどんなものかを考え、それを持っていきました」と話す。
© 写真 : DC photo HORCRUX / Denis Sidorkovペットボトルでできたクジラで環境問題を訴える
ペットボトルでできたクジラで環境問題を訴える
© 写真 : DC photo HORCRUX / Denis Sidorkov
トルストワさん「日本文化をロシアで紹介したり、ロシア文化を日本で紹介することで、お互いに尊敬できる関係を作りたいという信念をもっています。私たちは『From Japan With Love』をキーワードに様々なプロジェクトを行なっていて、それらを通じて色々な人とご縁ができ、どの方も尊敬する方ばかりで、とてもありがたいことです。私は縁(えにし)という言葉をロシアで流行らせたいと思っています。来年もフラワーフェスティバルに日本チームで参加します。」