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火星上では人間の目に見覚えのあるもののように思える、変わった物体が今までも何度も確認されてきた。 今回、同探査機は搭載の高解像度のカメラ「HiRISE」によって、『スタートレック』ファンであればお馴染みの宇宙軍のロゴによく似た物体をとらえた。
研究者らはこの物体は、まだ火山が活動していたはるか昔に、自然に形成されたものと考えている。
火山の噴火によって流れ出した溶岩は砂丘の周りを囲んだが、全体を飲み込むには至らなかった。溶岩が固まり、その溶岩の原野の中に小さな島の形をした砂丘が残された。時間と共に風が砂丘を吹き散らし、固まった溶岩の真ん中に三日月の後が現れた。研究者らは、これを「砂丘プリント」と呼んでいる。