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太平洋漁業研究センター(TINRO)の調査船は南クリル諸島(北方領土)付近に大量のイワシとサバが生息していることを確認した。試算の水揚げ量では、イワシが50万トン、サバが40万トンに達するとみられている。
研究者によれば、今年は海水温が急速に上昇したため、イワシとサバが例年より早くロシアの排他的経済水域内に移動した。そこでVNIROはこの水域における魚の生息数を調査し、漁師らに的確な情報を提供する判断を下した。
2019年にロシアの排他的経済水域内における漁獲高はイワシが9万トン、サバが19万トンと制限されている。生態系に影響を与えない場合、この制限を緩和することも検討されている。