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同誌は、ミサイル「アグニ1」を用いた極超音速兵器が実験で求める性能を示さなかったとは言え、インドの極超音速兵器計画自体が「パキスタンとの冷戦への不吉な一歩」だと指摘する。
記事は、インドが極超音速を達成するにはロシア兵器のようなマッハ20は必要ではなく、マッハ5で十分だと強調する。そのうえで、米国はロシアの極超音速兵器が持つこの迎撃不可能な速度という性能を懸念していると続けた。
同誌は、潜在的な敵国である2国の首都、ニューデリーとイスラマバード間の距離はわずか700キロほどに過ぎないと指摘。そしてマッハ5からマッハ10まで加速するミサイルがどちらかから発射されれば、数分で相手の首都に到達する。
インドの極超音速兵器保有を知るパキスタンは、その核兵器を「使わないと失ってしまう」という考えに囚われる可能性もあると記事では結論付けられた。
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