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インタビューの中でクラッテン氏は「多くの人々は、我々が常に地中海のヨットの上で無為に時を過ごしていると信じている」と述べた上で、実際はそうではないとし「『富の守り手』としての役割にもやはり、それほど楽しくはない固有の側面がある」と説明している。
本人らによると、2人はもともと、まだ非常に若い年齢のうちから幹部の地位に就くことについて、居心地の悪さを感じていたという。クヴァント氏の場合、取締役に初めて選ばれた当時、およそ30歳だった。クヴァント氏は、この時までに普通の製品開発責任者としてしばらく働くか、あるいは建築学を学んでおきたかったという。
クラッテン氏とクヴァント氏は、2人の父親である実業家の故ヘルベルト・クヴァント氏から財産を相続した。ヘルベルト氏は第2次世界大戦後、最もよく知られる自動車メーカーの一つにBMWが変貌する上で支援を行った人物。