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25日、在オタワ中国大使館は、中国通関がカナダから中国に輸入された豚肉に飼料添加物のラクトパミンの痕跡を発見したことを明らかにした。これを受けて中国は関連業者からの豚肉の輸入を直ちに中止し、カナダ政府に対し調査を行うよう要請した。中国通関が摘発した偽の食肉衛生証明書は188通に上っている。
ロシア連邦獣医学・植物衛生監督局広報部の調べでは、カナダ産豚肉で偽の食肉衛生証明書を付帯した輸出は2007年には約700回も行われている。
ラクトパミンは豚及び大型の有角家畜の筋肉量を肥大させるために飼料に加えられる物質でEU、中国、ロシアでは使用が禁じられている。