安倍首相は「グローバル化が進むなかで、急速な変化への不安や不満が、国と国との間に対立をも生み出している」と指摘した。「自由、公正、無差別で開かれた市場、公平な競争状況、こうした自由貿易の基本的原則を、今回のＧ２０では明確に確認できた。他方で、ＷＴＯの改革は避けられない。グローバル化、デジタル化といった近年の動きにＷＴＯは必ずしも対応できていない。ビッグデータ、ＡＩ、第４次産業革命が急速に進む時代にあって、付加価値の源泉であるデータについて新たなルール作りが必要であり、（これは）今回のサミットの重要なテーマだ」と述べた。
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