同委員会によれば、不慮の事故による死亡や治療に備えた保険への加入は旅行者がタイに到着後、入国審査で支払い、加入する。
わずか20バーツ(およそ75円)の保険料を払い、保険へ加入することで、万一死亡した場合、1人あたりおよそ3万2千ドル、不慮の事故の場合は1万6千ドルを受け取り、支出をカバーすることができる。
なぜ保険の強制加入が必要か?
タイ国家保険委員会によれば、今年タイを訪れる観光客数は400万人を超えると予測されている。観光客の数が増えれば、不慮の事故の発生件数の増加も防ぎようがない。こうした事情が強制加入の制度化の背景にある。タイ国家保険委員会の発表では、昨2018年、遊覧船の事故で47人の中国人が死亡している。