ブリュッセルで行われたNATO・ロシア理事会の大使級会合では中距離核戦力全廃条約を取り巻く状況が討議された。
ストルテンベルグ事務総長は記者団に対して、「あらゆる方面は兵器、軍縮、不拡散への効果的なコントロールを支持すること確認しあった。だが我々は、我々全員にとって安定さを欠くものとなる、中距離核戦力全廃条約の存在しない世界に準備しなければならない」と語った。
今年はじめ、ロシアが長期間にわたり条約に違反しているとして、米国はINF全廃条約の一方的な離脱を発表した。ロシア政府は批判を全て否定している。プーチン大統領は2月2日、米国による離脱決定に対してロシアも同様の対抗措置を取り、条約の履行を一時停止すると発表した。6月26日、INF全廃条約の履行一時停止を命じる法案はロシア上院で採択された。
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