バチェレ高等弁務官は先日、ベネズエラを視察し、政権や反体制派の代表者らと話し合いを行った。
バチェレ高等弁務官はレポートで「ベネズエラの外貨収入の大半は石油の輸出によるもので、その多くが米国市場と関係していることを考慮すると、経済制裁の影響で同国の状況は深刻に悪化している」と指摘し、さらに、制裁でベネズエラは国民の健康維持のための基本的な必要性も満たすことができない状態にあると説明している。
米国の対ベネズエラ制裁は、2015年、ベネズエラが米国人外交官を送還したことへの報復としてバラク・オバマ政権が一連のベネズエラの官僚に対して発動して以来、続けられており、その後、幾度も拡大されている。
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