欧州の航空機大手エアバスも同じく上期の納入機数を発表し、28%増の389機になったことを明らかにした。
これにより、ボーイングの今年の納入機数がエアバスを下回る公算が強まり、世界トップの座を8年ぶりに譲り渡す可能性が高まった。
737MAXを巡っては先月になって新たな問題が浮上し、修正が9月末までかかることが明らかになった。これにより、運航再開は10月以降にずれ込む可能性が高まった。
昨年10月、ボーイング737MAX8がインドネシア沖で墜落し、乗っていた189人全員が死亡した。今年3月には737MAXがエチオピアで墜落し、157人が死亡した。その後、墜落事故を受け、露米中日、欧州を含む多くの国が、墜落の正確な原因が判明するまで、自国の空域における737MAXの運用を禁止した。