米国のせいで2021年、世界が新戦略兵器削減条約を失うことは避けたい=ロシア外務省

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ロシアのリャブコフ外務次官は、米国の破壊的立場が原因で、2021年、世界が新戦略兵器削減条約(新START)を失うことは避けたいと述べた。

新STARTは2010年、当時のオバマ米大統領とメドベージェフ露大統領が調印。現在、兵器制限に関する唯一発効中の露米間の条約だ。

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核兵器は減少 一方で保有国は近代化進める - Sputnik 日本
核兵器は減少 一方で保有国は近代化進める
新STARTは2021年に期限を迎えるが、米国政府は延長するべきか方針が定まっていない。ロシアは一方、交渉の準備があると繰り返している。

リャブコフ外務次官は、ロシアが新STARTで定めた義務の具体的な履行をただ要求しているだけだと指摘した。

「私たちは米国側に問題解決を提案したが、米国側は、ロシア側の主張はでっち上げで根拠がないと頑なに主張している。だがそうではない」

リャブコフ外務次官によると、米国はこうした振る舞いによって、いつでも1200個以上の兵器で「ポテンシャルを即座に増強する」機会を自身に作り出そうとしているとの認識を示した。この数は、新STARTで定めた許容基準のおよそ2倍になる。

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