ロシア南部サマラ州シズラニ市裁判所のユリア・バリノワ広報担当官によると、リルコフ受刑者が重病を患っていることが釈放を請求した理由だ。医療委員会も受刑者の重病を確認したが、釈放の可否を決めるのは裁判所だ。
リルコフ受刑者は1992年から1995年にかけ、少なくとも6歳から13歳の女児37人を性的暴行した。捜査によって4件の殺人も発覚。さらに服役中のリルコフ受刑者は、さらに3件の殺人を自白した。1998年7月15日、受刑者は死刑を宣告されたが、死刑執行が禁止されたことを受け、終身刑となっている。
「人形作家」として知られるアナトリー・モスクヴィンも以前、精神病院からの退院を請求した。モスクヴィンは女児の墓を暴き、遺体から人形を作っていた。だが裁判所は精神病院でのモスクヴィンの治療継続を言い渡した。
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