覚書きでトランプ氏は、ウランの輸入が米国の国家安全保障を損なう恐れがあるとする米国商務省の調査に同意しなかった。その上で、調査結果が懸念を引き起こすとして、より深い調査を命じた。覚書きには、「現時点では、核燃料サプライチェーン全体に関する国家安全保障上の考慮事項のより詳細な分析が必要だ」とある。
米国内のウラン生産は史上最も低い水準に
昨年7月、商務省はエナジー・フュエルおよび ウル・エナジー両社がウラン輸入量を制限するよう米政府に要請したことを受け、調査を開始。2企業は、2017年に米国でのウラン生産が史上最も低い水準に落ち込んだと訴えた。2017年のデータによると、米国の民間原子炉に用いられたウランのうち国内で生産された量はわずか7%。残りはカナダ、オーストラリア、カザフスタン、ロシアから調達された。
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