特別委員会が、科学者12人からなる最終候補者リストからチューリングを選んだ。他の候補には宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士、数学者のエイダ・ラブレス、生物物理学者のロザリンド・フランクリン、化学者のドロシー・ホジキン、物理学者のジェームズ・クラーク・マクスウェルなどが挙がっていた。
チューリングは第2次世界大戦中にナチス・ドイツの暗号機「エニグマ」のメッセージ解読方法を考案した人物として有名。
1939年、当時ケンブリッジ大で働いていたチューリングは開戦まもなく、エニグマの暗号解読作業のため招集された。
作業は機密扱いで、イングランド中部にあるバッキンガムシャーのブレッチリー・パーク閉鎖基地で行われた。エニグマのコード解読の問題は、エニグマの鍵が毎日変更され、その日に到達した結果が翌朝には無駄になることだった。
さらに、チューリングの後の開発は初期のパーソナルコンピュータ開発にも使われた。
新50ポンド札は2021年末に流通を開始する予定だ。
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