「公式発表です。2020年の東京五輪には私は参加しません。技術上の問題がいくつか生じたからです。日本の五輪は私の競技人生の最高のものになるはずとほぼ確信していたのですが、私の呪いのジンクスは衰えてはいないようです。また五輪をスルーすることになるわ。」
このメッセージにがっくりと肩を落としたのはフォロワーだけではない。スポーツ記者らもいの一番にトゥクタミシェワのコメントをとろうと、受話器に手をかけかけた。ん? でも待てよ。次の東京での五輪は…、夏季じゃないか!
OFFICIAL ANNOUCEMENT! I'm not going to compete in 2020 Olympics in Tokio. As they say due to some technical issues. I was pretty sure that Olympics in Japan will be my best chanse. My curse is real, another missed Olympics.
— Elizaveta Tuktamysheva (@TuktikLiza) 16 июля 2019 г.
フォロワーたちはトゥクタミシェワのトリックに気付くと、一斉に「いいね!」を送り、やっぱり日本には行くべきだと説得しはじめた。
「ものすごく残念。ビーチバレーであなたの姿、見たかったなぁ」と書いているのは @vidimontさん。
@MLekhanovaさんは、「もう、リーザ(トゥクタミシェワの愛称)ったら! どのオリンピックの話なんだか、分かるまでに2回読み返したわよ」と笑っている。
@vse_kak_u_ludejさんはしつこく望みを捨てていない。「ゴルフでも絶対だめかい? カナダのアイスホッケー選手たちはうまく潜入したぜ。))」
@Phantom_Kabocha は絶望のあまり叫んだ。「えぇ、嘘だろう?! サーフィンじゃ、金は間違いないとふんでたのに。」
たぶんトゥクタミシェワは、せめてゲストとしてでも東京五輪に行かなければならないだろう。3月のさいたまアリーナでの世界選手権にロシア代表として出場できず、臍をかんだトゥクタミシェワだったが、大会の緊張がほどけたアイスショー「ファンタジー・オン・アイス」ではすっかり日本のアットホームな雰囲気を満喫し、宮原知子選手と友情を育んだ。
大胆なエキシビションで知られるようになったトゥクタミシェワだが、こうした演出について彼女は自分なりにフィギュアスケートを変え、ファンの関心を呼び戻したいという思いを語っている。