北太平洋、公海のサンマ捕獲が制限 資源激減に対処

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北太平洋漁業委員会 (NPFC )は太平洋のサンマの生息数が激減したことを受け、公海におけるサンマ漁の制限に乗り出した。全ロシア漁業・海洋学科学研究所の代表がスプートニクの取材に対して明らかにした。

こうした制限は、北太平洋漁業委員会が東京で行った第4回年次会合で、ロシア、中国をはじめとする7か国からの代表団によって採択された。

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取材に応じた全ロシア漁業・海洋学科学研究所の代表の話によれば、委員会では太平洋北部におけるサンマの資源が過去20年で激減したことが報告され、2016年から2018年の期間の平均量がサンマの種の保存のために必要とされる量より20%ほど少なかったことが指摘された。

制限とは、現在の捕獲量の水準は上回ってはならないことを意味する。捕獲制限が導入されるのは、領海の基線から200海里の、各国の排他的経済水域の外にある公海で、太平洋の広大な海域がその対象となる。

北太平洋漁業委員会は北太平洋における公海の漁業資源の保存及び管理に関する条約によって誕生した国際組織。バヌアツ、カナダ、 中国、 韓国、 ロシア、 台湾、 米国、 日本がこれに加盟している。

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