同紙によると、少年は深夜、浙江省湖州市にある「Taihu National Holiday Resort」の格納庫に侵入した。少年は小型飛行機を盗み出し、駐車場まで出して離陸を試みた。だがすぐにコントロールを失い、フェンスに激突。1機目で失敗したあと、少年は別の飛行機に乗り換えて、もう一度チャレンジしようとした。駐車場で何度か周回し、少年は飛行機を乗り捨ててその場を去った。
「Taihu National Holiday Resort」の職員がこのことを知ったのは朝、職場を訪れて放置された飛行機を目の当たりにした時だった。少年は警察に拘束された。
「Taihu National Holiday Resort」のあるエンジニアは、事件前日、少年が格納庫近くに長時間いて、整備士がエンジンを直す様子を眺めていたと思い出した。後に判明したところ、少年が飛行機の操縦方法を理解するのに数時間観察するだけで十分だったという。
少年は警察の調べに対し、飛行機を盗んだことを認め、父親と2人の姉妹は事件のことを知らなかったと述べた。飛行機の所有者らは機体損傷に対して8000元(約12万5000円)を請求。だが少年の家族が支払えたのは2000元(約3万円)だけだった。