ウクライナ保安庁、ロシアタンカーを拿捕

© 写真 : Security Service of Ukraineウクライナ保安庁、ロシアタンカーを拿捕
ウクライナ保安庁、ロシアタンカーを拿捕 - Sputnik 日本
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ウクライナ保安庁(SBU)は、同国オデッサ州のイズマイル港でロシア船籍のタンカー「NEYMA」を拿捕したと発表した。同タンカーは昨年11月、ケルチ海峡で事件が起きた際、ウクライナ軍艦の通行妨害に関与したという。

SBUは現在、逮捕状請求に向けて準備している。

SBUは船舶を捜索し、文書を押収し、乗員から事情聴取を行ったという。

SBUは、タンカーが「NEYMA」から「NIKA SPIRIT」に改名したと指摘。サイト「fleetmon.com」に公開されている写真に写るタンカー「NIKA SPIRIT」の船体にも、キリル文字で「НЕЙМА(ラテン文字のNEYMAと同じ)」との船名が確認できる。

ロシア下院独立国家共同体(CIS)委員会のコンスタンチン・ザトゥリン第一副委員長は、ロシア船籍のタンカーの拿捕を海賊行為だと非難。この事件がロシアとウクライナの関係に新たな緊張を生み出しかねないと指摘した。

ケルチ海峡での対立

ケルチ海峡 - Sputnik 日本
ロシア、ウクライナ間でなぜアゾフ海の紛争が起きたのか ポロシェンコはなぜ戒厳令を発令したのか
ロシア連邦保安庁は11月25日午前、3隻のウクライナ船がロシア側に航行の許可を得ずにケルチ海峡に向かい、領海に侵入したと発表した。

ロシア保安庁沿岸警備隊とロシア黒海艦隊の艦船がウクライナ艦船に対し、合法的な停止命令を行った。ところがウクライナ艦船はこれに反応せず、航行を続けたため、ロシア側は違反船舶の強制停止のため、武器を用いた。

ウクライナ海軍の兵士3人が軽傷を負い、治療を受けた。 艦船は拿捕された。ロシア大統領府はこの事件を「 非常に危険な挑発行為」だと呼んでいる。

ウクライナのポロシェンコ大統領は、 黒海での出来事を受けて国内で戒厳令を発令する大統領令に署名した。

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