トランプ大統領は中国の扱いについてWTOに見直しを求める文章を公表した。
文書によれば、WTOは中国(2001年に加盟)が世界2位の国内総生産(GDP)を誇る大国に成長したのにもかかわらず、いまだに発展途上国として扱っている。
このため、関税や国内企業への補助金など、ほかの加盟国より緩いルールが適用されているとして、トランプ大統領は「世界経済の課題に対処できておらず、切実な改革が必要だ」とWTOを痛烈に批判した。
続けてトランプ大統領は27日、ツイッターに投稿し、「最も裕福な国々が発展途上国扱いされている」と記し、WTOの方針に疑義を投げかけた。
The WTO is BROKEN when the world’s RICHEST countries claim to be developing countries to avoid WTO rules and get special treatment. NO more!!! Today I directed the U.S. Trade Representative to take action so that countries stop CHEATING the system at the expense of the USA!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) July 26, 2019
米国はこれまでも日本や欧州連合とともに、WTOに対して新興国の貿易ルールを厳しく監視する改革案を提出したが、中国はこれに反発している。
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