カルヴァドス県に住む男性は、2011年9月の宝くじ「ユーロミリオンズ」に当選したが、宝くじを紛失してしまった。その後、その宝くじを地元の女性が路上で見つけた。
男性が仏宝くじ公社(Francaise des Jeux)に当選権利の証明を提示したため、女性は当せん金を受け取ることができなかった。
結果、状況は法的に行き詰まり、仏宝くじ公社は解決策として、男性に1200万ユーロ(当せん金の7.5%)で宝くじの買い取りを提案した。
その後、裁判所が取引を承認、税務当局を除く全員が満足のいく結果となった。税務当局は、チケットを見つけた女性から400万ユーロ超を徴収する計画だった。
フランスの法律では、宝くじの当せん金には税金がかからないが、税務当局は1200万ユーロは当せん金には属さないと主張した。一方、裁判所は税務当局の主張を拒否した。
今回の当せん金額は、1200万ドルを差し引いたとしても、2012年11月に「当たった」1億7000万ユーロに次いで2番目の高額当せん。