ロシア産穀物 北極海航路で日本に運搬へ

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シベリア南西部のオムスク州当局は、定例ルートとは違い、はじめに河川を下り、その後北極海航路を利用して穀物を日本へ運搬する方法を提案した。アレクサンドル・ブルコフ州知事がこうした案を提起した。ロシアの「コメルサント」が報じた。

通常、ロシア産の穀物はウラジオストクまで鉄道で運送されている。同紙によれば、新しいルートは、オビ川とエルティシ川を経由し、その後、シベリア南西部のヤマル半島まで運搬される。ヤマル半島のサベッタ港からは北極海航路で日本への穀物の運搬が行われることになる。

州知事によれば、初ロットとなる穀物50トンの運搬がすでに今年計画されており、「アジアへ開かれたな独特な窓」からの輸送が開始される。

北極海航路でのロシアと日本の協力

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2018年2月に商船三井とロシア極東投資輸出庁は、北極海航路の発展に向けた協力協定を締結した。

北極海航路は、一般的なスエズ運河を通るルートに比べて航行距離が短い。したがって輸送日数の短縮、コスト低減、CO2排出量も削減できる。ただ冬の期間は氷に覆われるため、砕氷船が必要となる。

ロシア極東開発省のアレクサンドル・ガルシカ大臣は、「このような事業はロシアと日本の経済関係を強固なものにする」と強調した。

以前、ヤクートから「イワン茶」の輸入を日本が計画していることが話題となった。

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