民主派はデモの勢いと当局への圧力を維持するため、ゼネストを計画している。当初は逃亡犯条例の改正案反対を掲げていたデモ隊は中国政府の権威に批判の矛先を変えつつある。
一方、デモ隊による暴力行為の沈静化が期待できないことから、林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官と中国政府がいつまでデモを容認するかが最大の問題となっている。中国の新華社通信は論説で、中国政府は「悪の勢力」を野放しにしないと警告した。
デモ参加者らは3日、警察署に投石などを行い、少なくとも20人が逮捕された。4日夜には一部参加者が九龍地区につながるトンネルを封鎖、警官隊は催涙弾を使って道路を占拠する市民らの排除を図った。
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