誰も正確な理由を知らないが、Miejsce Odrzańskie村で男子が生まれる確率はかなり低い。現在生存している男の子の最年少は12歳。つまりその後に生まれた子は皆、女の子だったのだ。
ライムンダ・フリシコ村長によると、この異常現象はここ数年で始まったのではなく、かなり昔からだという。
フリシコ村長は村の出生記録と年長者の記憶を整理し、この村の若い女性は、男性を求めて他の村や町に出て行かなければならなかったことを突き止めた。この村に新たにやってきた夫婦には、息子が生まれるチャンスはほぼゼロだったという。
Over nearly a decade, all 12 children born in a Polish village have been girls, an oddity that has drawn international attention https://t.co/lsHOCjB9Ic
— The New York Times (@nytimes) August 7, 2019
確かに、この村ではボランティア消防団員も全員女性である。
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この現象に研究者らも関心を持った。ワルシャワ大学遺伝学科長であるラファリ・プロスキ教授は、仲間とともにこの村と住民の家系図を調査するつもりだ。プロスキ教授は、村人同士が遠い親類関係にあることが問題なのかもしれない、とコメントしている。
今のところ、まだ答えは見つかっていない。フリシコ村長自身も2人の娘を持ち、息子は1人もいないが、村長は、男の子が誕生した家には「ふさわしいプレゼント」を贈ると発表した。
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