Netflixのサランドス社長は、「Netflixはストーリーテリングの名手であるデイヴィッド・ベニオフ&D・B・ワイス両氏を歓迎できることにエキサイトしている。彼らはクリエイティブなパワーであり、叙情詩的なストーリーテリングで世界中の視聴者に多くの満足を与えてくれた。我々は彼らのイマジネーションに社員が鼓舞されることを期待している」と契約の喜びを語っている。
ベニオフとワイスはNetflix以外にも同時にディズニーとアマゾンとの間で契約交渉を行っていた。消息筋情報によれば、両氏は当初はアマゾン・スタジオとの契約に傾いていたものの、7月にNetflixが提案を押し出した時点で状況は一変した。
報道によれば、ベニオフ&ワイスはNetflix製作の新作映画・ドラマシリーズで脚本・監督・プロデュースを担当するとのこと。今後、Netflixは『スター・ウォーズ』を除き、二人の生み出す新作の創作拠点となるわけだ。Netflixのコンテンツ責任者であるテッド・サランドス氏は、今回の報道に際して「ストーリーテリングの達人をお迎えすることに興奮し、お二人のイマジネーションを会員のみなさんにお届けできるのを楽しみにしています」とコメントした。
また、ベニオフ&ワイスは“古巣”であるHBOへの感謝を述べつつ、Netflixのチームと数ヶ月にわたって話し合いを重ねてきたことを明らかにしている。「私たちは、80年代に作られた同じ映画の同じショットを記憶していたり、同じ本を愛していたり、同じストーリーテリングの可能性に心を躍らせたりしました。圧倒的かつ前例なきものを作り上げたNetflixにお招きいただいて光栄です」。
「ゲーム・オブ・スローンズ」で世界を熱狂させたクリエイター2人組は、Netflixという新しい拠点で放つ新たな作品で、ふたたび世界に驚きと興奮をもたらしてくれることだろう。今はただ、いずれ来る新作を楽しみにしておきたい。