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ロシアの大都市で「選挙の自由を求める」デモが行われる
ロシアの大都市で「選挙の自由を求める」デモが行われる
10日、モスクワ中心部でモスクワ市議会選挙で候補者登録を認められなかった候補者たちを支持する許可を得た抗議デモが行われた。ロシアのメディアが報じた。 2019年8月11日, Sputnik 日本
2019-08-11T07:50+0900
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モスクワ市議会選挙デモ, ロシア, 国際, 社会, モスクワ, サンクトペテルブルク
モスクワ市議会選挙デモ, ロシア, 国際, 社会, モスクワ, サンクトペテルブルク
ロシアの大都市で「選挙の自由を求める」デモが行われる
2019年8月11日, 07:50 (更新: 2022年4月27日, 22:43) 10日、モスクワ中心部でモスクワ市議会選挙で候補者登録を認められなかった候補者たちを支持する許可を得た抗議デモが行われた。ロシアのメディアが報じた。
主催者側によると、モスクワでの「自由な選挙を求める」デモには約4万9000人が参加した。一方、警察の発表によると、デモには約2万人が参加し、現時点の拘束者は229人。
同時にサンクトペテルブルクで無許可の抗議デモが行われた。内務総局の情報によると、80人が拘束された。
7月の中旬から、モスクワでは、市選挙管理委員会に立候補を承認されなかった、モスクワ市議会選挙の無所属候補者を支援する運動が行われている。立候補が却下された公式な理由は、候補者が立候補のために集めた署名の多くが無効だとされたためである。
最初の集会は7月14日にモスクワの中心部で行われ、公式データによると約1000人がこれに参加した。7月27日に行われた次のデモには、公式データで3000人が参加し、うち1074人が警察に拘束された。権利保護者たちは警察に対し、警察が非公正に権力を行使し、参加者を逮捕したとして抗議している。8月3日、モスクワ中心部で無許可の抗議デモが行われた。
モスクワ市議会はどんな仕事をしているのか?
モスクワ市議会は1993年に創設された一院制の議会。条例を制定し、その遵守についてコントロールしている。特に重要なのは、モスクワ市がどこから収入を得てどうやって支出するかという、予算に関する条例である。議会は、市長や市議会議員の選挙日程を決定する。また議会は、市長への不信任案を出したり、市長の働きについて問う市民投票を実施することもできる。モスクワ市検察官、モスクワ会計検査院長、その代理、議会監査役の承認についても、議会の承認が必要。市議会議員の任期は5年だ。
モスクワ市議会では、45の選挙区からひとりずつ、45人の議員が直接選挙で選ばれる。立候補するにあたっては、自分が出ようとしている選挙区内で、有権者の3パーセントにあたる人々から署名を集めなければならない。署名できるのは成人しているモスクワ市民だけだ。
直近のモスクワ市議会議会選挙は今年の9月8日に行われる。立候補の届出は7月5日に終了。市の選挙管理委員会に立候補を届け出たのは292人だったが、委員会は、一部の候補者が持参した署名の一部に、すでに死亡した人や、モスクワ市でなくてモスクワ州の住民や、存在しない人の署名が混じっているとして、選挙への立候補を認めなかった。立候補が認められなかった人々は、有効な署名を権力側が無効扱いにしたとして、当局を非難している。