ドイツ、ポーランドへの米軍移転計画についてコメント

© AP Photo / Matthias Schraderイッシンガー・ミュンヘン安全保障会議議長
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イッシンガー・ミュンヘン安全保障会議議長は独ビルト紙のインタビューで、グレネル駐ドイツ米国大使がドイツ駐留米軍の一部をポーランドへ移転する可能性について述べたことにコメントした。

先にドイツのマスコミはグレネル大使の発言をもとに、ドイツが未だに軍事費を同国GDPの2%まで引き上げていないため、米国はドイツ駐留米軍の一部をポーランドに移転する可能性があると報じた。

またモスバッハ駐ポーランド米国大使は「駐ドイツ米軍がポーランドに来るのであれば、歓迎したい」と表明した。

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イッシンガー氏は「ドイツからポーランドへの米軍の移転は、ロシア-NATO基本法の違反となる」と述べた。

1997年に結ばれたロシア-NATO基本法によると、NATOは重大な影響を与える軍事力をNATO新加盟国の領土に配置しないことを約束した。これは第一に、NATO新加盟国の領土への核兵器配備や核兵器保管施設の建設に関係している。一方、NATOの軍事インフラの東方への移動は、ロシアとNATO関係における主要問題の一つとなった。

アメリカのトランプ大統領は、NATO同盟国がGDP2%をNATOに支払うという義務を果たしていないと、繰り返し不満を表していたNATOからアメリカ軍を引き上げるという意志も時折表明している。

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