第6位 スーパーコンピューター「ワトソン」
© AFP 2023 / Ben Hiderスーパーコンピューター「ワトソン」
スーパーコンピューター「ワトソン」
© AFP 2023 / Ben Hider
第5位 Superconducting Super collider (SSC、超伝導超大型加速器)
© AP Photo / Ron HeflinSSC、超伝導超大型加速器
SSC、超伝導超大型加速器
© AP Photo / Ron Heflin
- プロジェクト費:20億ドル(約2129億円)
アメリカのSSCは世界最強コライダーになり、その威力で大型ハドロン衝突型加速器を上回るはずだった。
しかしアメリカ連邦議会が拠出した資金では不足だった。1993年、米国議会は以降の予算を認めず、本プロジェクトはこの時点で20億ドルを費やしたまま頓挫した。
第4位 キュリオシティ(マーズ・サイエンス・ラボラトリー、MSL)
- プロジェクト費:25億ドル(約2661億4千万円)
火星探査機キュリオシティは、最も高価で複雑な探査機ローバーで、火星表面にも到達した。2012年以来、キュリオシティは火星の気候や地質、土壌を調査し、生命反応を探し、将来の火星飛行に備えたデータ収集を行っている。
第3位 大型ハドロン衝突型加速器
- プロジェクト費:44億ドル(約4684億円)
CERN(欧州原子核研究機構)が構築した27キロメートルの大型ハドロン衝突型加速器は、2008年、ヒッグス粒子発見という、重要な科学的発見に貢献した。大型ハドロン衝突型加速器は現在も、科学者らが地球の謎を解明するのに役立っている。
第2位 ITER(国際各熱融合実験炉)
© AP Photo / Claude Paris国際各熱融合実験炉
国際各熱融合実験炉
© AP Photo / Claude Paris
- プロジェクト費:1500億ドル(約16兆円)
国際宇宙ステーションは人類史上最も高額な人工物だ。実現には各国の努力を必要とした(ただし、主要モジュールはアメリカとロシアのもの)。
国際宇宙ステーションでは膨大な数の科学実験が行われ、宇宙環境が人体、地球の動植物に及ぼす影響の特徴に関し、数多くのデータが得られている。これらのデータは、将来の宇宙移住プロジェクトの実施に必要不可欠だ。