プーチン大統領は、「米国は、INF条約対象となっている地上発射型巡航ミサイルの実験を同条約離脱を表明した16日後に行っており、これは入念に準備されたものだ」、と確信している。
「ロシアは、これまでも、今後も、経済を破壊しコストのかかる軍拡競争に巻き込まれたくない」とプーチン大統領は語った。
プーチン大統領は、「米国は、新ミサイルシステム配備をアジア太平洋地域から始めると言っているが、これはロシアの根本的関心に関わるものだ」と発言した。
今年はじめ、ロシアが長期間にわたり条約に違反しているとして、米国はINF全廃条約の一方的な離脱を発表した。ロシア政府は批判を全て否定している。プーチン大統領は米国による離脱決定に対してロシアも同様の対抗措置を取り、条約の履行を一時停止すると発表した。6月26日、INF全廃条約の履行一時停止を命じる法案はロシア上院で採択された。
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