研究者らは40歳以上の被験者3万6千人を対象に8回の調査を行った。被験者らは毎日の運動量によって4グループに分けられ、6年間にわたって平均寿命が観測された。その結果、運動量が最も多いグループで早死にの確率は73%、それより多少少ない運動量のグループで66%、それぞれ低まったことがわかった。
力を使わず、とにかく動く!
ブリティッシュ・メデイカルジャーナルに発表された調査結果では、長生きの秘訣はわざわざスポーツジムでウォーキングを行わなくても、部屋の掃除によっても寿命を延ばせることが明らかになった。
研究者らは、デスクワークの多い人でも毎日24分、速い速度で歩いたり、中程度の力をかけた運動を行うだけで寿命を延ばすことができると断言している。
一方で毎日9-10時間の座り続け、特にオフィスでのデスクワークを行う人は早死にのリスクが2倍も高まる。
この結果、研究者らは各人が「力を使わず、たくさん動く!」というモットーを掲げるよう力説している。