パルミターノ氏は自身のツイッターで、「人間の活動によりアマゾンで発生した森林火災の何十もの煙が数千キロメートルにも及んでいる」とコメントした。
Il fumo, visibile per migliaia di chilometri, di decine e decine di incendi dolosi nella foresta amazzonica. #noplanetB #MissionBeyond pic.twitter.com/WAuHyBnlgt
— Luca Parmitano (@astro_luca) August 26, 2019
惨禍の規模
ブラジル北部のアマゾンの熱帯雨林の火災は発火からすでに4週間に突入した。ブラジル最大の都市サンパウロと近郊の諸都市は火災から発生するスモッグですっぽり覆われている。
8月初旬に始まった火災はあまりに火の手が強く、煙は数千キロも離れた大西洋岸や最も人口密度の高いサンパウロ市にまで届いた。その様子は衛星写真に鮮明に映し出されている。ブラジルの数州では非常事態が宣言された。
アマゾンの森林火災の原因は?
火災の数の増加は、ブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領の政策に関連している。同大統領は、農場経営者らによる森林伐採を奨励し、火災を季節の自然熱によるものとしている。ボルソナロ大統領自身は環境保護団体を非難し、アマゾンに入り込んで、森林に放火し、ブラジル政権は世界最大の熱帯雨林を守れないとする国際社会の高まる批判をあおっていると主張している。
8月24日、欧州理事会ドナルド・トゥスク理事長は、EUは森林火災の消火のためブラジルに財政支援を行う用意があることを表明した。