トランプ大統領は主要7カ国首脳会議(G7サミット)での記者会見で、国家安全保障を脅かすおそれがある場合に輸入制限を認める通商拡大法232条に基づく関税引き上げを引き続き検討しているかとの問いに対し、「現時点ではない」と答えた。
トランプ大統領と安倍晋三首相は25日、日米通商交渉が原則合意したことを明らかにしていた。
トランプ大統領は記者会見で、関税が「合意に達した理由の1つ」と語った。
日米は、トランプ政権が環太平洋パートナーシップ(TPP)協定から離脱し、二国間協定の締結に集中すると決定した後、貿易交渉を開始した。日米貿易交渉の閣僚級協議は8月22日から3日間の日程で開かれ、茂木経済再生担当大臣は「大きな進展をみることができ、方向性を共有した」と語った。貿易交渉は米国の農産物と、日本から米国への自動車および自動車部品を対象に議論が行われた。
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