トルコ国防省の声明によれば、S-400の供給はこの先、1月にわたって続けられる。
S-400の供給の第1段階は7月に終了しており、輸送には30機の貨物機が使われた。
S-400の供給契約は2017年に締結された。ロシアは「トリウムフ」の4大隊を25億ドル(約2700億円)で供給する。供給の一部はトルコが前払いし、その残りは融資の形で行われる。
S-400のトルコへの供給は国際的なスキャンダルに発展した。これに不服を示す米国はトルコに対し、パトリオット・ミサイル防衛システムの購入を取りやめるよう求め、トルコがこれを聞き入れない場合、戦闘機F-35の製造プログラムへのトルコの参加を却下すると威嚇したが、実際、トルコは米国の要求を受け入れなかったため、パトリオット供給案は却下された。